令和6年11月9日(土)に、職場定着促進交流会「トライ」(※)を開催しました!
(※)毎年テーマを変え、年に数回、在職中の登録者様を対象に開催している交流会です。今回のテーマは、地
域にお住まいの皆様にも広くご参加いただける内容となっているため、地域の各就労支援事業所様にもご
案内をさせていただきました。
依存症とは、誰でもなる可能性のある身近な病気です。依存症という病気を理解してもらえるきっかけになればと考え、今回依存症をテーマに取り上げました。「依存症は治らない?」「ほどほどにできない、やめたいのにやめられない」「意思が弱い人がなる?」それは誤解です。
そこで、今回は一般財団法人ライフトレーニングの中山多美子様をお招きし、何が原因で依存になるのか、また依存脱却への道のりやツールの紹介、再発を避けるためのポイントなどをお話いただきました。
依存症は長年にわたり進行をしてきた病気のため、回復には進行した分だけの時間が必要になります。すぐに回復できるものではないからこそ、普段から心身ともに健康的な生活を意識していくことが大切です。
質疑応答の場面では、参加者から「ゲームの時間が守れない」や「課金でお金を使い過ぎてしまった」などの質問が出ました。講師の方から、「ゲームの区切りや時間を決めてやめるようにする」、「ゲームで使ったお金を小遣い帳につけて残す」などの対策を継続的にすることが大切になるとのお話でした。
万が一、自分や家族が依存症に陥ってしまった場合でも、一人で抱え込まずに依存先(ストレス対処方法・相談先)を増やしていくことが大切です。辛い時・ストレスを感じた時に解消の方法がお酒しかない・ギャンブルしかないなど、依存先が少ないほど依存は強まります。
家族や友人、ふっとわーくや事業所の職員さんなどの支援機関等、依存できる相談先をたくさん持っておくことも、依存症に陥らないための一つのポイントだとお話を聞いて感じました。
今回のトライを機に、日頃の生活習慣の見直しや、相談できる相手を広げていくきっかけにしてもらえたら嬉しいです。